国際調査報告



PCT出願をすると、自動的に国際調査(関連文献のサーチ)が行われます。
PCT出願を英語で行うことも可能です。日本語で出願した場合には日本国特許庁、英語で出願した場合には欧州特許庁が国際調査機関となります。
国際調査報告(ISR)として、関連技術が記載された公知文献(引例)がリストアップされます。
また、国際調査見解書として、新規性や進歩性に関する審査官(調査機関の調査官)の見解が示されます。


国際調査報告(ISR)はこんなかんじ。


国際調査見解書(WO/ISR)として審査官の見解が示されます。
この見解書は国際段階での意見表明のようなものです。各指定国での審査を拘束するものではありません。
出願人は、ISRで挙げられた引例とこの見解書を参考にその後の手続きをどうするか検討します。
国内移行後に同引例で拒絶されないよう、国際段階で補正(19条補正、34条補正)を行うこともできます。


国際調査を行った調査機関とは別の調査機関に補充的に調査してもらうことも可能です。
特に権利化が重要な国(外国)がある場合の利用が考えられます。

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